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USER'S MANUAL



第4章走行時の注意

1.荷物の積載方法について

 重量の配分は走行安全性に最も影響し、不適切な荷積みは走行安全性に悪影響をおよぼしま す。けん引車の過積載もリアサスペンションに影響を与え、けん引中の走行安定性が悪くなり ます。また、左右の重量のバランスも大切ですので気を付けて下さい。
●走行時のトレーラーの重量は、出来るだけ軽くして下さい。
 →トレーラーの重量が軽ければ軽いほど走行中安定します。
●トレーラーへは、荷物を積み過ぎないように常に注意して下さい。
 →トレーラーの中に積む荷物は就寝定員1名あたり10kgを目安として下さい。
●重い物は床上のアクスル(車軸)の周辺に置いて下さい。
●けん引装置にかかるフロント荷重は、適切な重量になるようにして下さい。
●図に示した荷物の置き場所を参考にして下さい。
2.走行スピードに関して

 日本の法規では、トレーラーけん引中は一般道で50km/h、高速道路で80km/hの最高速 度が義務付けられています。これ以上のスピードは大変危険ですので絶対に出さないで下さい。
 また、追越をする際や、高速道路で走行車線に侵入する時、通常より距離が必要な事を忘れ ないで下さい。
3.乗車定員に関して

 走行中のトレーラー中には、人は乗車できません。非常に危険ですので、絶対に乗車しないで下さい。
4.内輪差に関して

 カーブを曲がる際は、トレーラーはけん引車の車輌と 同一のラインを通りません。けん引車より内側に車輪が 入りカーブを回ります。左カーブを回る時は、いつも通 常よりセンターライン側によってから回って下さい。
 ただし、あまりセンターライン側に寄り過ぎると、リ ヤのオーバーハングが対向車等にぶつかる恐れがありま す。これを避ける為には大型のトレーラーのように出来 るだけ前方に出てステアリングをまわして下さい。
5.バックに関して

 トレーラーのバックは、難しいと一般的に言われていますがそれほど難しいものではありま せん。要は、慣れと練習です。バックする時は、できれば別の人に誘導してもらって下さい。
 また、事前に後方に障害物や子供などがいないことを必ず確認の上バックして下さい。バッ クには、直線、右後方、左後方の3つのバックがありますが、比較的簡単なのは、右後方のバ ックです。右ハンドル車の場合、運転席ウインドウからトレーラーの軌跡を確認する事が出来 ます。
例.右バックの方法
1)最初にけん引車とトレーラの直線上をまっすぐにして下さい。
2)けん引車のステアリングを通常とは反対の左に回して下さい。
3)けん引車は左側に、トレーラーは右側に回り始めます。
4)けん引車のステアリングを少しずつ右側に戻して下さい。
6.下り坂での走行に関して

 下り坂では特にスピードを出さないように注意して下さい。
 また、慣性ブレーキのトレーラーは長い急勾配の下り坂などでは、トレーラーに押され、ト レーラーのブレーキがかかりっぱなしになり、ブレーキが焼きつく恐れがあります。これを避 けるためには、けん引車のブレーキを踏みっぱなしにせず、ゆっくりと坂を下って下さい。ま た、状況によっては休み休み下って下さい。けん引車のスピードを上げ、下り坂を降りてくる のは、非常に危険ですから絶対にやめて下さい。
7.雪道での走行に関して

 雪道を走行する際は、けん引車同様スタッドレスタイヤの使用をおすすめします。滑らない ようにゆっくりと、急アクセル、急ハンドル、急ブレーキは絶対に避けて下さい。カーブを曲 がる時は、スローイン、ファーストアウトの原則を守って下さい。
8.後方確認について

 トレーラーの車幅は、通常のけん引車の幅より広く、後方視界が取りづらいものです。後方視 界が取りづらいときは、延長ミラー等で後方視界を確認できるようにして下さい。また、バッ クする時は必ず事前に後方に危険や障害がないか確認して下さい。
9.スネーキングに関して

 スネーキングはトレーラー自体もしくはけん引車が蛇行する事をさし、スピードの出し過ぎ や荷物の積み過ぎなどによって生じます。特に下り坂で生じやすいので注意して下さい。

<スネーキングは下記のような原因によって生じます>

1)スピードの出し過ぎ
2)トレーラー内の荷物の配置が不適切
3)トレーラーの重量バランスが不適切
4)横風
5)急加速
6)大型車輌による追い抜き、追い越された時の風圧
7)不安定な運転
8)けん引車タイヤの空気圧の不適切
9)トレーラータイヤの空気圧の不適切
10)けん引車のリアサスペンションが柔らか過ぎる為
11)けん引車のリアサスペンションがはずれた為
12)トレーラーのフロント荷重が重すぎる為
13)ヒッチボール位置が高すぎてノーズアップになっている為
14)けん引装置のゆるみの為
15)ラジアルタイヤとバイアスタイヤの共用

このような状態ではアンバランスで危険ですので、調整及び確認をして下さい。

<スネーキングの脱出方法>

1)走行中トレーラーが不安定になり揺れを感じはじめたら、アクセルペダルから足を放し、スピードを落として下さい。
2)もし、走行道路が広く、周囲に危険がない場合は、ステアリングをしっかり握り、 直線走行をしながらエンジンブレーキで減速して、揺れを減少させて下さい。
3)道路も狭く、周囲に危険がある場合は、非常に慎重にブレーキを踏む必要があります。 ゆっくりとブレーキを踏んだり放したりして下さい。スピードが落ちると自然に、 スネーキングが収まり、コントロール可能となります。 絶対に、ブレーキを強く踏んだり、スピードを上げたり、ステアリングを大きく コントロールしないで下さい。急ブレーキを踏むと、トレーラーの力の逃げ場が無くなり、 横にずれ、通称ジャックナイフ現象を 起こしたり、最悪の場合横転することも考えられますので、ご注意下さい。
10.諸注意と走行マナー

1)車線変更や右折時の意思表示は余裕を持ってしましょう。
2)左折時の歩行者、自転車等の巻き込みに注意しましょう。
3)トレーラー単体での駐車の時は、ヒッチトップ(トレーラーの先端部分)は、低い為に 歩行者や自転車が気付かず接触する場合が有りますので、目印等で確認し易いようにする 事をお勧めします。
例)三角ポール、赤色ヒッチカプラプロテクター、ヒッチトップカバー等
4)連結状態で10m前後の長さで走行している事を自覚して、横断歩道や交差点へ入る時が、 渋滞、信号の変わり時などの場合は、横断歩道や交差点を塞がないように余裕を持って 走行しましょう。
5)山道の上り車線で登坂車線が有る時は、後続車に迷惑の掛かる場合は登坂車線を走りましょう。
6)長さ、幅などを考え、路上駐車は極力避けましょう。他の車、歩行者の迷惑になります。



出典:日本RV協会トラベルトレーラーユーザーズマニュアル冊子